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設立前のチェックポイント 「会社法」

第八百八十二条 (理由の付記)

第八百八十二条  特別清算の手続に関する決定で即時抗告をすることができるものには、理由を付さなければならない。ただし、第五百二十六条第一項(同条第二項において準用する場合を含む。)及び第五百三十二条第一項(第五百三十四条において準用する場合を含む。)の規定による決定については、この限りでない。
 特別清算の手続に関する決定については、第八百七十一条の規定は、適用しない。

第八百八十三条(裁判書の送達)

第八百八十三条  この節の規定による裁判書の送達については、民事訴訟法第一編第五章第四節 (第百四条を除く。)の規定を準用する。

第八百八十四条

第八百八十四条 特別清算の手続に関する裁判につき利害関係を有する者は、この節に特別の定めがある場合に限り、当該裁判に対し即時抗告をすることができる。
前項の即時抗告は、この節に特別の定めがある場合を除き、執行停止の効力を有する。
非訟事件手続法第二十条 の規定は、特別清算の手続に関する決定については、適用しない。

第八百八十五条(公告)

第八百八十五条  この節の規定による公告は、官報に掲載してする。
 前項の公告は、掲載があった日の翌日に、その効力を生ずる。

第八百八十六条(事件に関する文書の閲覧等)

第八百八十六条 利害関係人は、裁判所書記官に対し、第二編第九章第二節若しくはこの節又は非訟事件手続法第一編 (特別清算開始の命令があった場合にあっては、同章第一節若しくは第二節若しくは第一節(同章第一節の規定による申立てに係る事件に係る部分に限る。)若しくはこの節又は非訟事件手続法第一編 )の規定(これらの規定において準用するこの法律その他の法律の規定を含む。)に基づき、裁判所に提出され、又は裁判所が作成した文書その他の物件(以下この条及び次条第一項において「文書等」という。)の閲覧を請求することができる。
利害関係人は、裁判所書記官に対し、文書等の謄写、その正本、謄本若しくは抄本の交付又は事件に関する事項の証明書の交付を請求することができる。
前項の規定は、文書等のうち録音テープ又はビデオテープ(これらに準ずる方法により一定の事項を記録した物を含む。)に関しては、適用しない。この場合において、これらの物について利害関係人の請求があるときは、裁判所書記官は、その複製を許さなければならない。
前三項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる者は、当該各号に定める命令、保全処分、処分又は裁判のいずれかがあるまでの間は、前三項の規定による請求をすることができない。ただし、当該者が特別清算開始の申立人である場合は、この限りでない。
清算株式会社以外の利害関係人 第五百十二条の規定による中止の命令、第五百四十条第二項の規定による保全処分、第五百四十一条第二項の規定による処分又は特別清算開始の申立てについての裁判
清算株式会社 特別清算開始の申立てに関する清算株式会社を呼び出す審問の期日の指定の裁判又は前号に定める命令、保全処分、処分若しくは裁判
民事訴訟法第九十一条第五項 の規定は、文書等について準用する。

第八百八十七条(支障部分の閲覧等の制限)

第八百八十七条  次に掲げる文書等について、利害関係人がその閲覧若しくは謄写、その正本、謄本若しくは抄本の交付又はその複製(以下この条において「閲覧等」という。)を行うことにより、清算株式会社の清算の遂行に著しい支障を生ずるおそれがある部分(以下この条において「支障部分」という。)があることにつき疎明があった場合には、裁判所は、当該文書等を提出した清算株式会社又は調査委員の申立てにより、支障部分の閲覧等の請求をすることができる者を、当該申立てをした者及び清算株式会社に限ることができる。
 第五百二十条の規定による報告又は第五百二十二条第一項に規定する調査の結果の報告に係る文書等
 第五百三十五条第一項又は第五百三十六条第一項の許可を得るために裁判所に提出された文書等
 前項の申立てがあったときは、その申立てについての裁判が確定するまで、利害関係人(同項の申立てをした者及び清算株式会社を除く。次項において同じ。)は、支障部分の閲覧等の請求をすることができない。
 支障部分の閲覧等の請求をしようとする利害関係人は、特別清算裁判所に対し、第一項に規定する要件を欠くこと又はこれを欠くに至ったことを理由として、同項の規定による決定の取消しの申立てをすることができる。
 第一項の申立てを却下する決定及び前項の申立てについての裁判に対しては、即時抗告をすることができる。
 第一項の規定による決定を取り消す決定は、確定しなければその効力を生じない。

第二款 特別清算の開始の手続に関する特則

第八百八十八条 (特別清算開始の申立て)

第八百八十八条  債権者又は株主が特別清算開始の申立てをするときは、特別清算開始の原因となる事由を疎明しなければならない。
 債権者が特別清算開始の申立てをするときは、その有する債権の存在をも疎明しなければならない。
 特別清算開始の申立てをするときは、申立人は、第五百十四条第一号に規定する特別清算の手続の費用として裁判所の定める金額を予納しなければならない。
 前項の費用の予納に関する決定に対しては、即時抗告をすることができる。

第八百八十九条(他の手続の中止命令)

第八百八十九条  裁判所は、第五百十二条の規定による中止の命令を変更し、又は取り消すことができる。
 前項の中止の命令及び同項の規定による決定に対しては、即時抗告をすることができる。
 前項の即時抗告は、執行停止の効力を有しない。
 第二項に規定する裁判及び同項の即時抗告についての裁判があった場合には、その裁判書を当事者に送達しなければならない

第八百九十条(特別清算開始の命令)

第八百九十条  裁判所は、特別清算開始の命令をしたときは、直ちに、その旨を公告し、かつ、特別清算開始の命令の裁判書を清算株式会社に送達しなければならない。
 特別清算開始の命令は、清算株式会社に対する裁判書の送達がされた時から、効力を生ずる。
 特別清算開始の命令があったときは、特別清算の手続の費用は、清算株式会社の負担とする。
 特別清算開始の命令に対しては、清算株式会社に限り、即時抗告をすることができる。
 特別清算開始の申立てを却下した裁判に対しては、申立人に限り、即時抗告をすることができる。
 特別清算開始の命令をした裁判所は、第四項の即時抗告があった場合において、当該命令を取り消す決定が確定したときは、直ちに、その旨を公告しなければならない。

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